騎手によるタイム補正について

 騎手のウマイヘタはリアルではかなり影響する。騎手がゴーサインを出さない限り基本的には馬はトップスピードに乗らないのだから、馬の持つポテンシャルを100%出すのも、50%に溜め殺すのも、10%にするために馬上で妙なダンスをするのも、すべて騎手の考え次第ということになる。

 さて、このゲームにおける騎手の能力というのはどういうものか。一説によると、騎手詳細の画面に出てくる
各種パラメータにはまったく意味がなく、経験による隠しパラメータで短縮されるタイムが決まっているらしい。「そんなバカな話があるか」と一笑に付すのが普通だが、そこはジークレ、常識の斜め上を行く会社。実際に検証してみないと不安なので、データを取ってみた。

 データの取り方は、「芝1000で脚質が差し」を基準とし、「芝1500」「ダ1000」「芝1000で脚質が逃げ」の4レースについて、うちの3人の騎手(ぷにぷに、ぽよぽよ、ぱむぱむ)に騎乗させた時の平均ペースにおけるタイムを出し比較してみた。

 データを取った馬は2頭、脚質差し担当がローザジャッラ号(牡2歳)、逃げ担当がソラマデハチマイル号(牝4歳)。両方とも適性が1600前後である。「弱すぎ!」などのご指摘は受け付けないのであらかじめご了承を。

ぷにぷに騎手…初期からいる騎手。現在18勝。

ぽよぽよ騎手…2人目の騎手。2年目加入。現在19勝。

ぱむぱむ騎手…今年になって加入、まだ2回しか騎乗していない。

これが基準となる芝1000差しのタイム。

騎手名 芝1000・差し ダ1000 芝1500 芝1000逃げ
ぷにぷに 1.00.5(-0.3) 1.01.5(-0.2) 1.31.7(-0.3) 1.01.3(-0.4)
ぽよぽよ 1.00.6(-0.2) 1.01.5(-0.2) 1.31.8(-0.2) 1.01.5(-0.2)
ぱむぱむ 1.00.8 1.01.7 1.32.0 1.01.7

 結果は、上記のように一定ではないものの、おおよそ同じタイム補正であることが明らかになった。

 特にぱむぱむ騎手とぽよぽよ騎手では、
どの条件においても0.2秒タイムが縮まっていた。短距離(芝1000)Eで短中(芝1500)SSであるのに、タイム補正が変わらないのはちょっと納得がいかない。…まぁ、芝1500が短距離に入っているのなら仕方ないが、さすがにそれはない…と思いたい。

 ぷにぷに騎手については、条件によってタイム補正に差が出た。ダート差しE・Eと芝逃げSS・SSでは0.2秒の差があった。このことから、
脚質・距離等で影響があるのはせいぜい0.1秒程度であると推測される。

 ただ、ぽよぽよ騎手の短逃げE・Eと短中差しSS・SSも同じ条件なのにタイム補正に差がないことから、ある程度経験を積んだ騎手でないと得意脚質等によるタイム補正が発生しないのかもしれない。

 また噂によると、条件(距離適性や調子、ペースなど)がいいほど補正がかかりやすいということだが、私は懐疑的に見ている。ジークレがそんな面倒なことをするとも思えないので。

 本来なら、もう1回づつタイムをとり、差に変化が生じないかを確認すべきなのだろう。しかし、やってみれば分かると思うが、5頭立てで平均ペースを作るのはなかなか難しいのだ。芝1000逃げでは30回ほどリセット(ペースが平均以外と分かった時点でEXITし再レースをする)をした。疲れたというのが正直な感想である。

 しかし、この仕様では騎手の絶対能力という
新人さんには決して越えられない壁ができてしまう。武豊やデザーモだって失敗やポカ騎乗をするし、実力以上に騎乗経験があるのに一向に上手くならない某二世騎手だってまれに改心の騎乗をする(はず)なのだ。

 ところがこのゲームの場合、
みんな常に100%の力を出すため、上手い(経験値の多い)騎手が常に他の騎手より何馬身かのアドバンテージがあるわけだ。はっきり言って、このゲームの設計をした人はセンスがないと思う。というか、ちょっとは考えてゲーム作れよなぁ…(´・ω・`)ショボーン

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